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漁師の店 カネ活渡辺水産

2010年2月15日月曜日

海の珍道具集

さて今回の道具はコチラ。直接海に関係しているというわけではありませんが、私の周りの人間には所有率が結構高い物なので海の男の標準装備かなということで取り上げてみました。

電流計のようなメーターがひとつにダイヤルがひとつ。長くて太いコードが2本延びその先には洗濯ばさみのお化けのようなものがつながっている。
さて、この道具はいったい何に使うものでしょう。バッテリーの充電器ではありませんよ。

シンキングタイムは2秒間です。







終了!!!!!!!!

それでは正解の発表です。

正解は「小型電気解氷機」ヒートマンでした。
まあ、大多数の人が『何じゃそれ』ですよね。ごめんなさいでした。

これは、凍ってしまった水道管の水を溶かす為の機械なのです。

真冬になると最低気温がマイナス10度以下になることはしょっちゅうです。
そんな時は水道管の水は元栓で落とすのが北国の常識なのですが、それでも水道管の中に微妙に残った水が凍ってしまう事もあるのです。

朝、お店に来て元栓を開けても水が出ない! そんな時に活躍するのがこのヒートマンなのです。


このように凍った水道管をクリップで挟んでスイッチを入れるだけ。


2つのクリップで挟んだ間に電気が流れて徐々に温まっていくのです。

以前は水道管が凍るたびに業者を呼んでいましたが、寒い朝はあちこちで水道管が凍ってしまうので業者も大忙し、すぐには来てくれません。
店がなかなか開けられず困ったこともありましたが、このヒートマンのおかげですぐに営業再開できるようになりました。

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2009年6月5日金曜日

海の珍道具集

網走の漁師には常識、一般人には「?」なモノをご紹介する『海の珍道具集』。
今回のお題はコチラ!!


さあ、これはなんでしょう。一見すると包丁やナタの仲間に見えますが刃物ではありません。 刃は付いていませんが半分より左側は金属でできています。


金属の部分を拡大すると先端には階段状になっています。
そしてもち手の側に向かってゆるやかにアーチを描いています。

さあさあどんなことに使う道具か解かりますか?

解からない?ではヒントを差し上げましょう。
ヒントは、船の上で使います

それではシンキングタイムで~す。

は~い、ここでタイムアップで~す!!
それでは正解を発表いたします。
正解は「毛がにのサイズを測るスケール(定規)」でした。

網走では、毛ガニを市場に出荷する際に甲羅のサイズに応じて大・中・小の3つのランクに分ける事になっています。 そのときに活躍するのがこの道具(現場ではものさしを短縮して単に「サシ」とよんでいます)なのです。



測り方はこう。まず柄に近い部分を甲羅のお尻側に当てます。



次に目の間の部分の甲羅にサシの階段状の部分を当ててサイズを決めます。

一番外側の階段に掛かったら「大」、二番目の階段なら「中」といった具合です。
上の写真の毛ガニの場合は3番目の段に掛かっているので「小」になります。

そして一番下の階段にも掛からない程の小さい毛ガニ(8cm未満)は海に帰さなければなりません。


見た目は貧相なこの「サシ」。金属をギザギザに加工しただけの単純な物ですが、”網走産毛ガニの品質向上”と”限りある資源の保護”という重要な役割の一端を担っているのです。そう考えると結構すごいモノに見えてきませんか?

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2009年3月26日木曜日

海の珍道具集


金属のレールの上にのった緑色の台車。その向こうには海。
トロッコ?それとも小型の貨物列車?
さて、これは一体なんでしょう?




ヒントはこの写真。
レールの先には我が「第三十八能代丸」の姿が。
と、いうことはもしかして・・・





大人3人がかりで押していきます。
かなり重い物体のようです。




おおっと、台車がすっぽりと船の下に収まったぞ。これはやっぱりあれなのか!?



後部にも同じ台車がもう一台セットされました。
これはもう間違いありません。

正解は『船を移動させるための台車』でした。
さて、この先はどうするんでしょうか。みたところ台車にはエンジンが付いていません。
まさか人力で?21世紀のこの時代にそれはないでしょうよ。ではいったい?





なあんとビックリ!! タイヤショベルで豪快に引っ張るのだ!!






方向変わって縦方向への移動です。

さっきの荒っぽさとは対照的にしずしずとゆっくり移動させます。





それにしても、お、遅い、遅すぎる。
この日の気温は3度、しかも海からは強風。素手での撮影は3分が限度。
おらぁ、もっとキリキリ動かんかい!と思ったところでどうしようもありませんがね。



やっとのことで着水。
こうして無事に能代丸の船下ろし作業が終わりました。
やっぱり船ってのは水の上が一番しっくりしますなあ。

さ、ことしも大漁でお願いしますよ!!



あ~手がつめたい・・・

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2009年2月9日月曜日

海の珍道具集2

私たち海に関する仕事をしている人間にとっては普通でも、一般の方々にはあまり馴染みが

なさそうな物を紹介していくのが「海の珍道具集シリーズ」です。



今回のお題はコチラ。


金属製の枠の上に無造作に積み上げられた木片。

このどこにでもありそうな木片ですが、我々にとってこの時期なくてはならない大変重要な

仕事をしてくれています。

その重要な仕事とは何でしょうというのが、今回の問題です。



それでは、レッツ シンキングターイム!!














はい、シンキングタイム終了~!!


その重要な仕事とはこちら!!


正解は「船を支える土台」でした。


オホーツク海の漁船のほとんどは、12月を迎えると陸に揚げなければなりません。
理由は流氷に押しつぶされないようにする為です。
このとき支えとなるのが、先ほどの木片というわけです。

1隻でも倒れればドミノ倒しのように次々と倒れてしまいそうですが、
そんなことはいままで一度もありませんのでご安心を。

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2008年11月25日火曜日

海の珍道具集 1

市場で使用する道具の中には、我々漁師や仲買人にはあたりまえでも一般の人から見ると『?』な物があります。
そんな道具達を不定期に紹介していきたいと思います。

第一問:写真の道具は何をするためのものでしょうか?

巨大なフォークのような形ですね。牧場なんかでこれとよく似た道具でワラをすくってるのを見たことがありますが、ここは市場です。ワラなんかはありませんよ。

さあ、シンキングタイムスタートです!!

それでは正解の発表です。正解はコチラ。









カスベ(エイの仲間)をすくう為の道具でした!!

カスベは体が粘液に覆われていてとても滑りやすい魚なんです。
ゴム手袋をしていてもヌルヌルでとてもつかめません。

そこでこのフォークの出番となる訳です。




先が丸くなっているのでカスベを傷つけず効率よくタンクに移すことが出来ます。
スコップでは先に粘液がたまってしまいますし、幅が狭すぎてカスベが横に滑り落ちてしまいます。

上の写真で真ん中の青いツナギを着ている人は、実は非常に危険な位置に立っています。
あそこにいるとカスベの粘液が飛んでくることがあって、それが服に付こうものなら、その臭気で一日中ブルーになること間違いナシですから。

もしあなたの近くでカスベの積み込みをしている時は思い出してください。

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